OPPテープ 使いにくく無いですか?

先日のコストダウンと相反する事ではあるのですが、テープの厚みを落とし過ぎて効率が悪くなっていませんか?
クラフトテープや布テープは強度さえ問題無ければ、作業性にそこまで大きな差は出ないと思います。しかしOPPテープはあまりに厚みを落とすと極端に作業性が落ちてしまうことがあります。
OPPテープの種類
OPPテープの厚みは0.09mmから0.04mm程度まで様々な種類があります。
0.09mm前後のタイプは重量物の梱包用なので、一般的な梱包には0.06mm以下の商品をお使いになっていることが多いと思います。基本的に糊のタイプが同じであれば薄ければ薄いほど価格は安くなります。ただ0.05mmを下回ると薄くなればなるほど、作業性が落ちてしまう傾向が強いです。
OPPテープは薄くなれば薄くなるほどコシがなくなりカールして、テープカッターから外れやすかったり、静電気でまとわりつきやすかったりして作業性が落ちてしまうことがあります。薄いテープでもベテランの作業者の方が難なく使われているケースもありますが、作業性が落ちてしまってはテープの費用を押さえても、結果コストの上昇につながってしまいます。
作業性が悪いなと感じられたら、1ランクか2ランク厚みの厚いタイプを使用して、効率を比較してみることをおすすめします。
またテープカッターを変更することで作業性が改善することもありますのでテープカッターの種類をご紹介致します。
テープカッターの種類
まず材質で金属製とプラスチック製の2種類があります。プラスチック製は軽くて安価な事が多いですが、落下等で割れる可能性があります。金属製は少し重くて高価ですが、耐久性は抜群です。


またテープカッターにはテープが脱落しないようにローラーが付いているのですが、これにも種類があります。両サイドから出ているタイプや片側から長めのローラーが出ているタイプなどがあります。テープのセットのしやすさ、テープの脱落のしにくさなど形状によって使い勝手が異なります。これについては好みもあると思いますが、私は片側から長めのローラーが出ているタイプが好みです。
数あるテープカッターの中でも、特に薄いテープの作業性改善に効果があるのが積水化学の「ヘルパーP型」です。T型とP型があり、T型でもかなり使い勝手は良いのですが、P型は薄いテープがカールして落ちにくい機能が付いていて、出ているローラもかなり長くなっています。
ただしヘルパーP型はデメリットとしてテープのセッティングが少し難しいです。しかしセットしてしまえばかなり脱落はしにくいですし、慣れてしまえばそれほど苦になる作業でもありません。

テープカッターはそれほど高いものでもありません。プラスチック製でもある程度の耐久性もあります、またテープメーカーのテープカッターですと刃の交換も可能です。少し良いテープカッターを使われることをおすすめします。
作業性が悪いなと感じられたら、テープとテープカッターの見直しをおすすめします。